この記事では、12月21日(月)発売の週刊少年ジャンプ2021年3･4号に掲載されたDr.STONE第179話『綱渡りの絆』のネタバレあらすじ、感想と考察まとめを紹介していきます。
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目次
Dr.STONE（ドクターストーン）第178話『科学は山を越えて』振り返り
ジョエルたちコーンシティのメンバーに『石化装置』の解析を任せ、アマゾンを目指す千空たち。
追跡してくるスタンリーたちを撒くためにも、一刻も早くアマゾンの熱帯林へ姿を隠す必要がありました。
チェルシーの見立てでは、環境が大きく変わっていてもアマゾンの熱帯雨林は残っているとのこと。
休憩をとる一行は、これからの山越えに備えてバランスをとった重量になるように調整をします。
この時ルーナの口から語られた千空との付き合っている発言の真相に、全員が閉口したとかしていないとか･･･。
そして新たな組み合わせでいよいよアンデスの山越えに入った千空たち。
しかしアンデスの山肌は想像以上にきつく、バイクを押してやっと進むほどでした。
そんなときに羽京から「スタンリーの飛行機の修理が終わって飛び立った」と報告が入ります。
バイクを置いて徒歩で進んでも、バイクを押して行っても先には地獄―――。
そんなときに千空が下した決断は、「バイクを持っていく」でした！
「飛行機に対抗すんのは、科学の立体起動装置―――ロープウェイだ!!!」
こんなところでまさかのクラフト！
ロープウェイはできるのか、スタンリーの猛追をかわせるのか。
そしてアマゾンに熱帯雨林はあるのか･･･!?
くわしくはこちらをご覧ください！
Dr.STONE（ドクターストーン）第179話『綱渡りの絆』ネタバレあらすじ
こちらでは、Dr.STONE第179話『綱渡りの絆』のネタバレあらすじを紹介しています！
ロープウェイ完成！
スタンリーたちの戦闘機が出発し、こちらを狙ってきています。
一刻の猶予もない千空たち。
彼らに残された道は一つしかありません。
「戦闘機が来るその前にロープウェイを作って山の向こうまで駆け込んでしまえば勝ちなんだなー!!?」
「山超えたらジーマーで密林が広がっててくれればだけどね～」
「ありまくりでしょー！」
チェルシーの見立てをまだ疑っているゲンにチェルシーは自信たっぷりに答えます。
さて、ロープウェイを作るといってもどうやってつくるのでしょうか？
ロープウェイを掛けたい対岸に向けてタイヤを置き、そこにコハクが走ってきました。
ピ ョ ン
コハクの体はタイヤの弾力と合わさってそのまま対岸まで大ジャンプ！
いとも簡単に渡ることができました！
「ゴイスーすぎない!?」
「忘れてもらっては困るな。私はルリ姉の温泉組に何年間も毎日登山で鍛えていたのだぞ？」
鍛えてるのは分かりますが、それだけで跳びますか･･･？
とりあえずコハクは対岸に渡ることができました。
しかし、まだ大勢の人間とバイク、そしてタイヤが残っています。
さすがにコハクも自身だけでは「バイクや皆は運べないぞ」と言っています。
と、羽京がロープを括り付けた矢を放ち、コハクの盾に当てました。
これでロープが対岸にわたったことになりますね！
「こんな細いひもでロープウェイ･･･!?」
「いやただのガイドだよ。それでワイヤーを手繰りよせるんだ」
ガチでドン引きしているルーナに羽京が解説をいれます。
今のロープを利用してロープウェイに必要なワイヤーやらなにやらを渡してゆくんですね！
さてコハクが何かを言っているようですが、聞き取れません。
まずいことに気付いたのは、ゲンでした。
「バイヤ～コハクちゃんケータイ持ってけてない！指示どうやって伝えるの？」
「いや敵の飛行機が来るっつってんだろ。電波なんざ垂れ流したら場所ダダもれじゃねえか」
スタンリーたちは千空たちがどこへ向かっているのか、どのルートを取っているのか知りませんからね。
向こうの無線は聞かれてもあまり困らないのでしょうが、こちらのケータイ電波を拾われてしまっては全てバレてしまいます。
しかしロープウェイを作るには、向こうにいるコハクとの連絡が必須となります。
千空はどうやって連絡を取ろうというのでしょう？
ここで千空は対岸にとおったロープになにやら細工をしだします。
「ヒモ張ってんだ、『有線』でいけんだろが」
「有線？」
ここで千空が手にしたのは、いつぞやにクラフトしたのか思い出せないくらい懐かしい『糸電話』！
「あー聞こえっか雌ライオ」
「じゃない!!」
ローテクとハイテクを組み合わせて作っていくのが千空式ですね。
さて、ロープウェイも順調に製作が進みます。
ロープを使ってバイクのホイールがコハクに渡されます。
糸電話により指示を受けたコハクがワイヤーと組み合わせてホイールを滑車にリメイク。
千空たちがバイクのシート部分を木とつなぎ合わせて、シンプルなロープウェイが完成しました！
「ケーブルを張り滑車を乗せて動かす、フゥン仕組みはシンプルだな。林業などで使う架線集材と同じか！」
「あぁ危ねえのは重量だな･･･」
大樹がケーブルで引っ張り上げることを提案しますが、エンジンとタイヤがあるので却下。
千空が言う「重量が危ない」というのは、対岸に渡したケーブルが重量で切れてしまうことを危惧した言葉でした。
カーボンと鉄でできたワイヤーを使ったロープウェイの最大積載量。
千空の頭脳がはじき出した最大積載量は、およそ「160キロっつうところ」でした。
「人間は二人ずつってとこかな。体重で乗るペアを計算すれば大丈夫」
「わははバッチリ量っておいてよかったなー!!」
バイクなどは分解して運び、人間は前回体重を図ったのでそれを基にすれば問題なし！
さあいよいよロープウェイを利用するとき！
と、ここで糸電話で大樹たちの会話を聞いていたコハクがあることを進言します。
「ペアか。数字だけで組むと危険かもだぞ？―――問題はゼノだ」
殺し殺され相関図
「例えばもし、適当に選んで下に最後ゼノとスイカだけが残されたらどうなる？」
コハクの言葉に考えるメンバー。
戦闘力が一番低いスイカがゼノに泣かされ、ゼノが逃げる様子が浮かびます･･･。
コハクが言いたいのは体重＋αでロープウェイを動かす必要がある、ということですね。
「これさちょっとだけ、『川渡りパズル』みたくなってきたねー」
羽京が言う『川渡りパズル』とは。
ある人がキツネ、ニワトリ、とうもろこしをもって川を渡ろうとします。
しかし川にあるボートでは荷物を一つしか積めません。
キツネとニワトリが残ればニワトリが喰われ。
ニワトリとコーンが残ればコーンが喰われる。
どうすればすべての荷物を運ぶことができるのか？という問題です。
「最大の懸念は氷月＆ゼノのペアなのだ」
コハクが気にしていたのはゼノだけではなく、氷月も含まれていました。
コハクはかつて氷月が己の理想のために司を殺そうとしたことを覚えていたのです。
「今どう考えているのか私には分からない。ゼノと二人きりになれば･･･まさかとは思うが―――」
もし氷月の理想がゼノの理想と似ていたら。
選ばれた人間だけの王国を創ろうという考えを持っていたら。
―――二人で残っているメンバーを倒し、スタンリーと合流する可能性があります。
とここでそんな事情を何も知らないチェルシーがぶっこんできます。
「え頭むり待って、氷月って司殺したの!?ヤバすぎみんななかよしじゃん!?
人間関係変態じゃん!?」
「だよね～不思議よねチェルシーちゃんから見たら」
何も知らない千空たちの関係を、ゲンが丁寧に説明してくれました。
クラフトチームにいるクロム、カセキ、千空そしてゼノ。
ゼノは千空を一度スタンリーを使って殺して（未遂）います。
バトル（体力）チームには氷月、司、大樹、コハクがいます。
氷月は司を殺し（未遂）、司と千空は殺し殺され（未遂）ています。
さらに誰が誰を好きだとか、龍水とフランソワは七海財閥だとかありますが･･･。
「殺した多すぎくない!!?」
「うんまあ、あらためて言われるとね･･･」
恐ろしすぎる相関図にチェルシーも開いた口が塞がりません。
さて、この相関図と体重を基にロープウェイに乗る人間を決めなければなりません。
「結局よ、問題はゼノだろ？二人っきりでふん捕まえたままのぼるっつうなら。ペアはバトルチームの誰かじゃなきゃヤベーだろよ」
「ギリ厳しいねどっちも。160キロの重量制限が･･･」
バトルチームですでに対岸に渡ったコハク、要注意な氷月を除くと95キロの大樹、99キロの司が残ります。
しかしこの二人だと69キロのゼノと一緒だと160キロを少しオーバーしてしまいます。
「ゼノと氷月（81キロ）なら乗れるぞ!!」
「いやそのペアがマジでヤベーっつう話だろ!!」
大樹よ、話を聞きなさい。
しかしゼノを抑えながらロープウェイを動かすには氷月しかいません。
千空はこの状況に、「問題ねえだろ」とロープウェイを動かすことを優先させます。
綱渡りの絆
体重＋αで組み合わせが決まり、いよいよロープウェイを渡る時が来ました！
第一陣はクロムとカセキ。
ロープウェイからみえる景色がいいのか、ロープウェイという科学に興奮しているのか、二人とも笑顔で対岸に渡りました。
第二陣はゲン、チェルシー、ルーナ。
こちらも和やかな雰囲気で渡ります。
第三陣はゼノと氷月。
一番問題がありそうな二人は、終始何も話さず対岸へ渡りました。
ロープウェイを降りた二人をコハクが見張ります。
そして第四陣はマックス、カルロス、スイカ。
緊張した面持ちで乗り込んだ３人をロープウェイが対岸へ運んでいきます。
その時、突風が吹き荒れロープウェイからスイカが落下!!
一瞬でコハクが刀を手に飛び出します！
最初に渡した糸電話兼用ロープを切り、糸電話の送受話部分をスイカ目掛けて投げます。
スイカを無事に捕まえたロープを持ったまま、山肌に刀を突きたてるコハク。
未だ崖からぶら下がった状態の二人ですが、何とか助かりました。
「助かったぜいつものコハクのソッコー飛び出しでよ･･･」
ホッと胸をなでおろすクロムたち。
そこでクロムはあることに気付きます！
―――今、この瞬間だけ、ロープウェイの山頂サイドに氷月とバトれる人間がいない！
大樹と司はまだ対岸。
こちらにいるのはカセキやチェルシーといった戦闘能力が低いメンバーだけです。
スイカを抱えて崖を登るコハクも同じことに気付いていました。
崖の上にはコハクを見下ろす氷月がいます―――。
（今なら氷月はノーリスクで裏切れる。スイカを護り抵抗のしようもない私さえ谷底に突き落とせば―――）
氷月の手がゆっくりと動き、コハクの手を掴みました。
スイカが落ちた時より大きく胸をなでおろすクロム。
「良い子じゃん氷月!!なんだー私氷月好き!!相関図ボコボコのなかよしじゃなくてもなかよしチームなのおもろ!!」
バシバシチェルシーに叩かれる氷月は困りながらも何も言いません。
そしてロープウェイは最後の千空、司を運んできました。
揃い立つ二人を見ながら大樹が感慨深く言いました。
「いろいろあったが石化の始まりを目の前にして科学王国は！俺たちは!!
今はもう一つのチームだ!!!」
目的地アマゾンへ！
無事にロープウェイで対岸に渡り切った千空たち。
山頂を目指しひたすらバイクを動かします。
そのころ、スタンリーの飛行機はアンデス山脈に差し掛かったところでした。
「あとはねヒィ、山の向こうにヒィ、大自然のバリヤーがホントに、広がってれば･･････」
ヒィヒィ死にかけているゲンがバイクを押し、ようやく千空たちはアンデス山脈の山頂に到達しました。
「―――おうよ、ついに完全に躱し切ってやったぜ。アマゾン大密林到達、俺らの勝ちだ･･･!!!」
眼下に広がる山、そしてその向こうに見えるのは雄大な流れを未だにたたえるアマゾン川と、地平線の向こうまで広がる熱帯雨林でした―――!!
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Dr.STONE（ドクターストーン）第179話『綱渡りの絆』感想と考察まとめ！
さて、Dr.STONE第179話『綱渡りの絆』の感想です。
ちょっと想像していたロープウェイ（いや、前回のロープウェイ予想図から比べたら詐欺でしょ･･･）とは違いましたが、ロープウェイ完成！
ただ、あれに乗れと言われても有り難く遠慮させていただきたい程度に怖いわ･･･！
さて、今回は氷月や司たちとの信頼関係が見えた回でしたね！
今までも協力はしつつ腹の底が見えなかった氷月でしたが、もう一員となっていますね。
チェルシーにバンバン叩かれてるあたり、なんか照れてそうですね。
次回はいよいよアマゾン川、熱帯雨林へ突入です！
チェルシーの予定では、スライダーで一気に駆け降りるとか言っていたような･･･？
今度はカヌーでも作るんでしょうか？
石化装置に近づくのも待ちきれませんが、南米横断ウルトラレースだけでも十分面白いですね、次も楽しみです！
まとめ
今回は、Dr.STONE（ドクターストーン）第179話『綱渡りの絆』のネタバレあらすじについて紹介してきました！
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